【執念】粘りがついて来たのが、勝てなかったのか。

月が変わり夏本番の7月。

月変わり、なおかつ一昨日、昨日の良い流れに乗っかり、

今シーズン2回目の同一カード3連勝を狙った楽天イーグルスであったがサヨナラ負けを喫した。

 

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東京ガス同期対決。

西武の先発は榎田。

楽天の先発は美馬。

この2人に関しては、共通点が多い。

 

榎田と美馬は同じ1986年生まれ。

そして社会人は同じチームでの東京ガスで過ごし、ドラフトも2010年に榎田は、阪神にドラフト1位。美馬は、楽天にドラフト2位で入団した2人である。

 

榎田はルーキーイヤーに球団新記録の62試合に登板し、

ホールド数は33と新人のNPBの投手では2位の記録を作った持ち主。

 

美馬もルーキーイヤーは中継ぎで2勝あげ、2年目から先発を経験し8勝。

そして3年目は日本シリーズMVPを獲得し、昨年初の2桁勝利を獲得するなどの実績である。

 

閑話休題

 

1回表。榎田のピッチング。

1番田中が倒れるもの、2番茂木、3番島内が出塁し先制点のチャンスを得るも、

今江、銀次が倒れ0点で終わる。

 

そして1回裏。美馬のピッチング。

先頭の秋山に四球を出し、また先頭、初回に失点をするのではないかという不安になる。

今シーズンの美馬に関しては、初回の失点が10試合中6試合と結構な頻度で失点をしている。

 

しかし2番源田が三振をしそこでランナー秋山が、

盗塁をするもリクエストの結果アウトになり一気に2アウトになり1回裏無失点で終わる。

 

試合が動いたのが4回。

榎田は、先頭の銀次がボテボテの内野安打で出塁すると、アマダーが特大のあたりのホームランで先制。

出塁するとそこからストライクとボールがはっきりする榎田に対して、アマダーの見事な一振りであった。

 

しかしとったら取られの4回裏。

美馬は、先頭の浅村が2塁打で出塁後、山川がゴロを打ち1アウト3塁。

続く森が四球で出塁後、外崎のピッチャーゴロの間に1点を返される。

ここで終わらないのが首位の力、山賊打線

ベテラン栗山・中村の連続でヒットであっというまに逆転。

5回裏にも浅村にホームランを打たれ4失点。

 

結局同期対決は、

榎田が6回6安打1四球2失点。

美馬が5回6安打3四球4失点と榎田に軍配が上がった。

 

打線の粘りは一定の評価がある。

ここまで西武投手陣から9試合で36得点しか取れていなかった楽天打線。

しかし、この3試合で31得点と、ここまでの9試合の得点の86%をこの3試合でとったのは素晴らしい。

しかもこの3試合に関しては、3試合連続先制をし試合を優位に持っていく展開にしている。

 

今日に関してもコツコツと得点を取っていった。

4回の先制のシーンも銀次がヒットで出塁し、アマダーがホームランで返すという理想的な展開に持っていけたのはよかった。

 

なおかつ7回以降も今日は5点。そして9回のあの藤田の押し出しの四球というは、

今年の楽天打線をみるとなかなか見ることができない展開だったと感じる。

 

まず7回に関しては、先頭の嶋が四球で出塁し、田中がヒットでつなぎ、

三好がバントで持っていき島内のセカンドゴロの間で1点を返すつなぎも前までにはなかなかなかった。

 

8回も先頭の銀次が出塁し、藤田がヒットでつなぎ、ペゲーロがショートゴロの間に返し、

そして代打枡田のホームラン。

 

9回も1アウト後島内が四球で出塁し、エラー、四球で、満塁策で、

藤田の四球で押し出しと4月、5月になかったこの繋ぎが、

平石政権後によく見えて来ている。

 

今日は敗れてしまい、Bクラスが楽天だけという異常現状が起きたが、

7月はまだ始まったばかり。ここからの逆襲を期待したい。