【辛勝】投手はやっぱり勝ち星が一番である。

エースに勝ち星がついたのが何より大きい。

約2ヶ月ぶりの勝利。

このあいだの則本は恵まれていなかった部分もあるし、自滅していた部分もあった。

 イニングイーターと三振はリーグナンバー1の成績。

今シーズンを見てみると今日で、6年連続100イニング超え&6年連続100三振をクリア。

ルーキーイヤーからの100イニングと100三振に関しては、いかに楽天投手陣としての柱として機能している。

 

 

ただ、今年は勝ち星には恵まれていない。

ちょうど去年と同じ14試合目の成績を見ると9勝2敗。

途中記憶に新しい8試合連続2桁三振と自身7連勝が重なっていた時期でもあった。

特に去年に関しては、チームも首位を独走していた時期でもあったので、

エースの投球がチームの流れに乗っていた時期でもあった。

 

一方今年に関しては、チームと同様で自身も波に乗れていない。

5月までは、勝ったり負けたり買ったり負けたりなど低空飛行が目立っていた。

 

そして5月12日のオリックス戦に完封。翌週の19日の日本ハム戦でも8回無失点と自身2連勝となかでの5連敗。

その中では、先制しながらも追いつかれてしまい最終的には勝ち越しを許すというパターンが多く、イニングは消化をするものの完投負けがその間に2試合。

そして8回まで無失点でありながら、9回に2点取られたりなどエースとして、

どうしても粘ることができていないのが今年の則本の印象だ。

 

今日の則本も波に乗れていなかった。

初回に2アウト後、柳田にショートへの内野安打を許し、盗塁と嶋のパスボールで一気に3塁へ。続くデスパイネにも際どいコースで四球を許し、5番内川に先制打を許す。これでリーグ戦再開後2試合連続相手チームに先制を許す結果になっていた。

 

しかし今日の打線の勢いが良かった。

ヒーローインタビューを受けた、銀次、島内、ハーマンの活躍が光った。

 

2回裏

アマダーの低い姿勢からの弾丸ライナーのホームランであっという間に同点。

そしてランナーを貯めてからの茂木の内野ゴロの間の間に勝ち越し、

そして島内の3ランで一気に5点をとり摂津をノックアウト。

 

ただ則本もピリッとしない。

3回表に上林、中村晃の連続ヒットで1点。

そして6回には昨年まで同僚の西田の2試合連続ホームランで1点様で詰められる。

 

ただそこで殊勲打を放ったのが銀次だ。

2アウト1塁、2塁から打ったヒットがランナーがホームに帰り6点目。

 

8回表にソンがあがるものの柳田のあわや場外に行くホームランで1点差で6ー5と

なったことを考えれば島内、銀次のヒットが本当に大きかった。

 

そして最終回ハーマン大先生がしっかりしめて、

則本から安堵の表情が見えた。

 

やっぱり投手は勝ち星が一番いいものだ。

6年連続2桁勝利まで折り返しまで来たことを考えると、

前半戦最後の登板と後半戦も岸とともに則本を引っ張ってほしい。