【観戦日記】初優勝よりも時間がかかった山形での楽天イーグルスの勝利
個人的前半戦ナンバー1ゲーム。
試合は8回裏。その時点で1ー2とオリックスリード。
楽天打線は、オリックス先発アルバースに6回無失点に抑えられ継投へ。
7回には元ドラフト1位の吉田一将。
ここで打てなければ、もうほぼほぼ勝負が決するなぁと感じていたので、期待するものも1点止まり。
そして8回裏には、高卒2年目の山本がマウンドに上がる。
楽天ファンではあるが、あのほれぼれとしたストレートとカットボールを見ると
打てる見込みなんてないと勝手に思ってしまった。
8回は打順よく1番田中から。
しかしピッチャーゴロで1アウト。2番茂木もセカンドゴロで2アウト。
「あーさくさくと終わるのかなぁ」と感じていた。
ただ、である。3番の島内がレフト前のヒットで出塁。
けどといってもランナーは1塁。このランナーを返したところで、まだ同点。
いや返せる見込みすら薄いと思ってしまった自分がいた。
ここを抑えられるとリーグトップのセーブを誇る増井が待っている。
4番今江の打席にわずかながらの期待を祈った。
ピッチャーの山本がセットポジョンから初球を投げた。
キャッチャー若月の構えたところを見ると少しズレが生じていた。
そこをベテラン今江は見逃しなかった。
振り切ったバットは、ぐんぐんとレフトの外野応援席に飛びフェンス越えのホームランに。
正直自分も何が起きたのかわからなかった。
「え、え、え!(◎_◎;)」という感じ。
自分の右から3メートルのところにボールが落ち、興奮が冷めやられない。
あんだけ興奮したのは、自分でも久しぶりだ。
14年間かかった山形での勝ち星。
過去の楽天イーグルスの山形の成績は存分に悪かった。
一覧がこの通りである。
2005年
4月26日 vsオリックス戦 ● 5ー6での敗戦。
4月27日 vsオリックス戦 ● 4ー8での敗戦。
2013年
2014年
7月30日 vsソフトバンク戦 ●0ー3での敗戦
2015年
6月24日 vsオリックス戦 ●1ー6での敗戦
2016年
7月5日 vs日本ハム ●3ー8での敗戦。
2017年
6月6日 vsDena ●1ー9での敗戦。
と、ここまで山形の試合は7試合して7連敗。
優勝したのは、2013年。優勝するよりも難しい地方球場山形での試合。
今までの試合は、山形県中山町にある荘内銀行スタジアムでの試合であった。
自分自身も2年連続行ったが、外野の芝生席が広いが傾斜がすごく日差しも強かった印象であった。
今年は山形県総合スポーツセンター内にある「きらやかスタジアム」での試合。
球場自体も綺麗で、外野は同じ芝生席であったが、傾斜が緩やかでみやすかった。
それが場所も変わり、山形の呪縛もとき離れたのではないかと感じている。
美馬の奮闘とオリックス打線の粘り。
正直機能に関しては、紙一重だったのかもしれない。
美馬のピッチングを見ると
イニング 7回と3分の2。
被安打8
四死球1
失点 2
と、いう内容。
オリックス打線のヒットの方向を見ると、
8本中2本がレフト方向。1本がホームラン。
残りなんと6本が全部センター前ヒットである。
そのかわり併殺打も3つあり助かった部分もあるが、手強い感じがものすごく感じた。
オリックスといえば、Tー岡田、小谷野、中島など名のつく選手たちがいるが、
その選手たちが怪我などでベンチにすらいないのである。
主砲といえば、吉田正尚、マレーロ、ロメロだが、本当の意味で怖いのは吉田正尚ぐらいか。
その吉田正尚にホームラン。ロメロの犠牲フライで得点をしたが、上記の3人がいなくても、
粘り強く野球の基本であるセンター前に打球を持っていくのが打線全体に感じた。
美馬に関しては、よく粘ったと思う。
球数も少なくイニングを稼いだことを考えれば御の字だろう。
勝ち星がつかなかったのが残念であるが、後半戦は本当の意味の“3本柱”として機能してもらいたい。
弾丸で宮城から車で行ったが、本当に勝って心の底から喜びを感じた。
自身としては、解離性障害になり不安要素が多々あったが、楽天が勝ち、なおかつ山形で勝ったとことを考えると本当にこの上ない喜びである。
また、来年も開催してもらいたい。
楽天スーパーポイントもたまるからなんか買い物をしよう♪